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関東

東京都から神奈川県に広がる京浜工業地帯では、石油化学産業・鉄鋼業・印刷業が盛んです。東京湾東側に広がる京葉工業地域には、輸入されてくる石油を利用した大規模な火力発電所があります。
以下では関東の各エリアの特徴や、関東に対応している危険物倉庫建設会社をご紹介します。

関東地方に対応している
危険物倉庫の建設会社はこちら

目次

関東地方の工業の
特徴

4つの工業地域が発展。大きく需要が拡大しているエリア

東名高速道路・新東名高速道路・中央自動車道・常磐自動車・上信越自動車道・関越自動車道・東北自動車道・北関東自動車道など、道路網が発達した関東地方。

東京都から神奈川県にかけて広がる「京浜工業地帯」。東京湾東側の「京葉工業地域」。茨城県の南東部、鹿島港を中心とする「鹿島臨海工業地域」。栃木や群馬で発展した「関東内陸工業地域」。4つの工業地域があり、2010年から2021年にかけて、危険物倉庫の需要が国内で大きく増加したエリアです。

関東地方の危険物倉庫の推移と防災のポイント

「石油コンビナート等災害防止法」で、一定以上の石油や高圧ガスを大量に備蓄する地域が特別防災区域に指定されています。防災地域周辺では危険物倉庫の需要があります。

ここでは消防庁の『令和元年版消防白書』から防災地域情報、国交省の『都道府県別危険物倉庫所管面積変動』のデータから、都道府県別に2010年と2021年の危険物倉庫の面積を比較してまとめました。

※参照元:消防庁「令和元年版消防白書」 https://www.fdma.go.jp/publication/hakusho/r1/chapter1/section3/para2/47694.html
※参照元:国土交通省「倉庫統計季報」 https://www.mlit.go.jp/seisakutokatsu/freight/seisakutokatsu_freight_mn2_000007_2.html

茨城県:2010年より減少

2011年の東日本大震災による津波や液状化で大きな被害を被った茨城県では、地震・津波・風水害に対する防災計画を制定。危険物施設の応急復旧計画も策定されています。

特別防災区域 鹿島臨海

栃木県:2010年より倍増

那須岳・日光白根山・高原山・男体山などの活火山がある栃木県は、冬に降雪や風の強い地域。水害・風害・竜巻等風害・雪害・火山・地震・原子力災害などに対応する防災計画を進めています。

特別防災区域 なし
参照元:自然災害に関する計画・資料(https://www.pref.tochigi.lg.jp/kurashi/bousai/kekaku/)

群馬県:2010年より著しい増加

浅間山・草津白根山・日光白根山・赤城山・榛名山など活火山が多い群馬県。火災・地震・林野火災・火山災害・風水害・雪害・危険物等災害などの対策を盛り込んだ防災計画を定めています。

特別防災区域 なし
参照元:令和4年度 群馬県地域防災計画の修正について(https://www.pref.gunma.jp/page/8129.html)

埼玉県:2010年より増加

地震と風水害による「複合災害」の対策に取り組む埼玉県。危険物等災害防止政策にも力を入れています。

特別防災区域 なし
参照元:埼玉県地域防災計画(https://www.pref.saitama.lg.jp/a0402/chiikibo.html)

東京都:2010年より増加

人口・産業が集積している東京都は、南海トラフ地震・関東大震災・富士山の噴火を想定した防災計画を制定。危険物等災害に対しても、きめ細かい施策があります。

特別防災区域 京浜臨海

千葉県:2010年より増加

南海トラフ地震の被害が懸念されている千葉県。地震・津波・風水害・放射性物質事故・大規模火災などへの防災計画を進めています。

特別防災区域 京葉臨海北部・京葉臨海中部・京葉臨海南部
参照元:千葉県地域防災計画(全文)(https://www.pref.chiba.lg.jp/bousai/keikaku/chiikibousai/zenbun.html)

神奈川県:2010年より倍増

富士山が近く、災害復旧に重点を置いた神奈川県。風水害・火山災害・雪害・林野火災のほかに、船舶災害・油流出海上災害・危険物等災害・大規模火災など、さまざまな災害を想定して防災計画を立てています。

特別防災区域 根岸臨海
参照元:神奈川県地域防災計画(http://www.pref.kanagawa.jp/docs/j8g/cnt/f5150/)

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関東地方の危険物倉庫建設に対応している会社を紹介

人口・産業が集中している関東地方。地震・津波・火山災害・風水害・雪害などの自然災害と、原子力災害・海上油流出災害・大規模火災など、人災のリスクが高い地域です。

関東地域の各自治体は災害復旧を視野に入れたきめ細かい防災対策を制定しており、危険物の取り扱いにも独自のルールを定めています。地元で危険物倉庫建築実績の多い建設会社を選ぶのが成功のポイントとなるでしょう。

以下では、関東地方に対応している危険物倉庫建設会社をご紹介しています。ぜひご参考ください。

三和建設

三和建設
引用元:三和建設公式サイト
(https://risoko.jp/)
  • 特徴:三和建設は、倉庫を建てる土地探し・行政との打ち合わせ・設計・施工・検査・竣工・アフターメンテナンスを一貫して任せることができるゼネコンのひとつ。実績が多く、保管する危険物や、地域ごとに異なる消防基準に合わせた設計を実現してるメーカーです。
  • 所在地:大阪府大阪市淀川区木川西2-2-5

三和建設 
公式HP

太陽工業

太陽工業
引用元:太陽工業公式サイト
(https://www.taiyokogyo.co.jp/)
  • 特徴:「膜」にこだわり、大型膜面構造物(テント構造物)を得意とする建設会社で、自社に研究所を持ち、オリジナルのテント倉庫「フレックスハウス」ブランドを展開。全国に拠点が9か所あるため、徹底したアフターサービスが受けられる点も強みです。
  • 所在地:東京都世田谷区池尻2-33-16 TKビル2F

太陽工業 
公式HP

ナガワ

ナガワ公式

引用元: 株式会社ナガワ公式サイト
(https://group.nagawa.co.jp/ja/index.html)

  • 特徴:一般的なプレハブハウスよりも低コスト・短納期を実現したユニットハウス「スーパーハウス」を取り扱っています。危険物倉庫においてはISO9001に基づく品質管理、及びサポート体制を構築しています。
  • 所在地:東京都千代田区丸の内1-4-1 丸の内永楽ビルディング22F

ナガワ 
公式HP

横河システム建築

横河システム建築
引用元:横河システム建築公式サイト
(https://www.yokogawa-yess.co.jp/)
  • 特徴:建材を規格化して、短納期・低コスト・高品質な倉庫建築サービスを提供する「yess建築」を全国の協力店と提携して展開。重量鉄骨を使った大型の倉庫やスポーツ施設などを建てることも可能です。
  • 所在地:千葉県船橋市山野町47-1 横河ウエストビル 1F

横河システム建築 
公式HP

コア

コア

引用元: コア公式サイト
(https://www.core-system.co.jp/)

  • 特徴:システム建築を活用した「空間づくり」を得意とする千葉の建設会社のコア。倉庫・工場に特化した独自の設計・施工システム「コアシステム」を開発しています。建設のための各種申請や登記もサポートも可能です。
  • 所在地:千葉県千葉市美浜区磯辺 2-6-7

コア 公式HP

大和リース

大和リース

引用元: 大和リース公式サイト
(https://www.daiwalease.co.jp/)

  • 特徴:全国48か所の拠点画を持ち、土地活用や環境緑化事業、倉庫の建築やリースなど多角的な事業を展開しているメーカー。工期が短く安価、耐久性の高いプレハブ型倉庫「ダイワスペース」を倉庫事業者向けに提供しています。
  • 所在地:大阪府大阪市中央区農人橋2-1-36 ピップビル

大和リース 公式HP

鈴与建設

鈴与建設

引用元:鈴与建設公式サイト
(https://www.suzuyo-kensetsu.co.jp/)

  • 特徴:静岡市を拠点に、全国の協力会社との連携で工場や物流倉庫の建築実績を積み上げている鈴与建設。一級建築士が在籍していて企画・コンサルティング・設計施工まで一貫してサービスを提供している総合建設会社です。
  • 所在地:静岡県静岡市清水区松原町5-17

鈴与建設 公式HP

立建設

立建設
引用元:立建設公式サイト
(https://www.ryukensetsu.co.jp/)
  • 特徴:工業が盛んな姫路を拠点にしている建設会社。低コストで短納期の「システム建築」から、国宝・姫路城大天守保存修理工事まで、規格建築にもオーダーメイドの注文建築にも対応できる柔軟性が魅力。危険物倉庫建築実績も豊富です。
  • 所在地:兵庫県姫路市西延末269-6

立建設 公式HP

松永建設

松永建設

引用元: 松永建設公式サイト
(http://www.matsunaga.gr.jp/)

  • 特徴:「感動創造建設会社」として、土地活用と各種施設の建築を得意とする松永建設。消防法や自治体の安全基準をクリアした高品質な危険物倉庫を工期90日で建設できる「MKストレージ」を提供しています。
  • 所在地:埼玉県さいたま市岩槻区城南5-6-6

松永建設 公式HP

石井工業

石井工業

引用元: 石井工業公式サイト
(http://www.ishiicon.co.jp/)

  • 特徴:千葉の石井工業は、横河システム建築の認定を受けた「yess建築ビルダー」。ドローンやTS測量技術などの新しい技術を駆使したサービスを提供しています。用地選定から各種許認可申請の相談も可能です。
  • 所在地:千葉県香取市北2-6-3

石井工業 公式HP

谷原建設

谷原建設

引用元:谷原建設公式サイト
(https://ywr.co.jp/)

  • 特徴:土木・建築・環境の3つの分野で事業展開している谷原建設は、鹿島臨海工業地域のあるつくばみらい市が拠点。倉庫建築の施工設計は規格建築の「yess建築」と、カスタマイズ可能な「日鉄物産システム」の2種類から選択できます。
  • 所在地:茨城県つくばみらい市下長沼118-1

谷原建設 公式HP

山中建設工業

山中建設工業

引用元:山中建設工業公式サイト
(http://www.yamanakakensetsu.com/)

  • 特徴:鹿島臨海工業地域や関東内陸工業地域が近く、物流センターが密集する茨城県古河市が拠点。古河市の地の利を生かした地域密着型の事業を展開。大規模な危険物倉庫の建築実績があります。
  • 所在地:茨城県古河市小堤277-3

山中建設工業 公式HP

門倉組

門倉組

引用元:門倉組公式サイト
(https://wise-with-work.com/)

  • 特徴:門倉組は神奈川県の湘南エリアで新築・リフォーム・土木事業を展開しています。工場・倉庫建築専門のスタッフが、土地探しの相談から市町村への建築申請、補助金の紹介などをきめ細かにサポートしてくれます。
  • 所在地:神奈川県藤沢市辻堂元町4-17-22

門倉組 公式HP

万葉建設

万葉建設

引用元:万葉建設公式サイト
(https://eee-soko.com/)

  • 特徴:千葉県八千代市を拠点に関東エリアで展開する総合建築会社です。倉庫専門の施工業者が在籍。危険物倉庫建設にまつわる行政申請の代行サービスは、煩雑な申請手続きが必要な危険物倉庫を初めて建てる事業者にとって魅力的です。
  • 所在地:千葉県八千代市大和田新田920-12

万葉建設 公式HP

用途別危険物倉庫
建設メーカー3

当サイトでは実績のあるメーカーをご紹介。
さらにその中で、多くの危険物倉庫建設を手掛けているメーカーに注目。
用途別にご紹介します。

特殊な要望にも対応可
オーダーメイド危険物倉庫
矢印
RiSOKO三和建設
RiSOKO 三和建設

引用元:三和建設公式サイト https://risoko.jp/performance_k/prologis_reit/

  • 設計~施工まで一貫体制
  • 土地探しから相談が可能
  • 温度湿度管理など特殊な要望にも対応

危険物倉庫事例を見る
公式サイトへ

短納期・低コスト
テント式危険物倉庫
矢印
FLEX HOUSE太陽工業
FLEX HOUSE 太陽工業

引用元:太陽工業公式サイト https://www.tentsouko.com/products/%e4%bc%b8%e7%b8%ae%e5%bc%8f%e3%83%86%e3%83%b3%e3%83%88%e5%80%89%e5%ba%ab/

  • 建設コスト削減を実現
  • 全国9拠点でアフターサービスを展開
  • 短期利用にもおすすめ

危険物倉庫事例を見る
公式サイトへ

省スぺ設計
ユニット型危険物倉庫
矢印
危険物保管庫ナガワ
危険物保管庫 ナガワ

引用元:大和リース公式サイト https://www.daiwalease.co.jp/works/prefab/861

  • 躯体価格101.2 万円~、3タイプに対応
  • 保管は第4類引火性液体が対象
  • 軽量鉄骨ユニットハウスに特化

危険物倉庫事例を見る
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【選定基準】
Googleにて「危険物倉庫建設」「危険物倉庫建築」と検索示された全メーカーのうち、危険物倉庫の事例がある、且つ公式サイトで倉庫全般をメインに事業を展開しているメーカー22社をピックアップ。実績のあるメーカーとして
・三和建設:自由設計のメーカーの中で最も多く危険物倉庫の事例を掲載している
・太陽工業:テント倉庫メーカーの中で最も多く危険物倉庫の事例を掲載している
・ナガワ:ユニットハウスメーカーの中で最も多く危険物倉庫の事例の掲載をしている
を条件に3社をピックアップしています。