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北海道・東北

現在では「シリコンアイランド」と呼ばれ、鉄鋼や精密機械の製造工場が多い九州。これらの製品を製造する過程で人体に有害な危険物質を使っています。そのため、危険物を保管しておく専用の倉庫に需要があります。
以下では北海道・東北の各エリアの特徴や、北海道・東北に対応している危険物倉庫建設会社をご紹介します。

北海道・東北に対応している
危険物倉庫の建設会社はこちら

目次

北海道・東北地方の工業の特徴

北海道は食品加工業と重工業の盛んなエリア

北海道の主要都市は、国道や高速道路鉄道などで緊密につながっています。沿岸部には函館・小樽・稚内・根室など国際拠点港湾が点在。酪農やジャガイモ・小豆などの農業が盛んで、鮭やホタテ貝などの漁獲量が多い北海道では、豊富な食材を生かした食品加工業が発展。室蘭は鉄鋼業、苫小牧では重化学工業や製紙業の大規模な工場が集積しています。

東北は半導体産業が集積する「シリコンロード」

東北地方を南北に縦断する東北自動車道・東北中央自動車道を中心に、網の目のように道路が張り巡らされています。半導体産業が盛んで「シリコンロード」とも呼ばれる地域です。

北海道・東北地方の危険物倉庫の推移と防災のポイント

「石油コンビナート等災害防止法」で、一定以上の石油や高圧ガスを大量に備蓄する地域が特別防災区域に指定されています。防災地域周辺では危険物倉庫の需要があります。ここでは消防庁の『令和元年版消防白書』から防災地域情報を、国交省の「都道府県別危険物倉庫所管面積変動」のデータから都道府県別に2010年と2021年の危険物倉庫の面積を比較してまとめました。

※参照元:消防庁「令和元年版消防白書」 https://www.fdma.go.jp/publication/hakusho/r1/chapter1/section3/para2/47694.html
※参照元:国土交通省「倉庫統計季報」 https://www.mlit.go.jp/seisakutokatsu/freight/seisakutokatsu_freight_mn2_000007_2.html

北海道:2010年より増加

北海道庁は日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震や津波、雪害や河川の氾濫などを想定した防災計画を策定しています。

特別防災区域 釧路・苫小牧・石狩・室蘭・北斗・知内

青森県:データなし

岩木山や八甲田山などの火山を持つ青森県では、地震や津波、風水害などの他に火山の噴火を想定した防災計画を策定しています。

特別防災区域 むつ小川原・青森・八戸

秋田県:2010年より増加

十和田・秋田焼山・八幡平・秋田駒ヶ岳・鳥海山・栗駒山などの活火山を持つ秋田県は、火山災害、風水害や雪害、地震や津波の被害を想定した防災計画を作成しています。

特別防災区域 特別防災区域:男鹿・秋田
参照元:秋田県地域防災計画(https://www.bousai-akita.jp/pages/?article_id=539)

岩手県:2010年より増加

東日本大震災の津波で大きな痛手を受けた岩手県。地震や津波に対する警戒も怠りませんが、岩手山・秋田駒ケ岳・栗駒山などの活火山も想定して、厳しい防災計画を定めています。

特別防災区域 久慈
参照元:岩手県地域防災計画(令和4年3月31日時点)(https://www.pref.iwate.jp/kurashikankyou/anzenanshin/bosai/1030227/1053664.html)

山形県:2010年より増加

大雨や豪雪に見舞われる山形県。風水害や地震、津波に対する防災計画を進めています。

特別防災区域 酒田
参照元:宮城県地域防災計画〔地震災害対策編・津波災害対策編・風水害等災害対策編〕(https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/bousai/kb-huusui-tiiki.html)

宮城県:2010年より増加

女川原子力発電所がある宮城県では、東日本大震災級の地震や津波や風水害以外に、原子力災害に対して、独自の防災計画を定めています。

特別防災区域 塩釜・仙台

福島県:2010年より増加

東日本大震災の地震と津波、福島第一原子力発電所の事故で多大な被害を受けた福島県は、吾妻山・安達太良山・磐梯山・沼沢・燧ヶ岳などの活火山にも対応した、高度な防災計画を推進しています。

特別防災区域 広野・いわき
参照元:福島県ふくしまぼうさいウェブ(https://www.pref.fukushima.lg.jp/site/bousai/chiikibousaikeikaku.html)

危険物倉庫建設会社一覧を見る

北海道・東北地方の危険物倉庫建設に対応している会社を紹介

東日本大震災や北海道胆振東部地震による地震や津波で大きな被害を受けた北海道・東北地方は、防災意識が非常に高い地域です。危険物倉庫建設についても、消防署や地元自治体から厳しい規制がかかります。それぞれのエリアの産業の発展や、自治体の防災計画に合った対応ができる建設会社を選ぶと、地元自治体や消防署との打ち合わせもスムーズになります。

以下では、北海道・東北地方に対応している危険物倉庫建設会社をご紹介しています。ぜひご参考ください。

太陽工業

太陽工業
引用元:太陽工業公式サイト
(https://www.taiyokogyo.co.jp/)
  • 特徴:「膜」にこだわり、大型膜面構造物(テント構造物)を得意とする建設会社で、自社に研究所を持ち、オリジナルのテント倉庫「フレックスハウス」ブランドを展開。全国に拠点が9か所あるため、徹底したアフターサービスが受けられる点も強みです。
  • 所在地:東京都世田谷区池尻2-33-16 TKビル2F

太陽工業 
公式HP

ナガワ

ナガワ公式

引用元: 株式会社ナガワ公式サイト
(https://group.nagawa.co.jp/ja/index.html)

  • 特徴:一般的なプレハブハウスよりも低コスト・短納期を実現したユニットハウス「スーパーハウス」を取り扱っています。危険物倉庫においてはISO9001に基づく品質管理、及びサポート体制を構築しています。
  • 所在地:東京都千代田区丸の内1-4-1 丸の内永楽ビルディング22F

ナガワ 
公式HP

横河システム建築

横河システム建築
引用元:横河システム建築公式サイト
(https://www.yokogawa-yess.co.jp/)
  • 特徴:建材を規格化して、短納期・低コスト・高品質な倉庫建築サービスを提供する「yess建築」を全国の協力店と提携して展開。重量鉄骨を使った大型の倉庫やスポーツ施設などを建てることも可能です。
  • 所在地:千葉県船橋市山野町47-1 横河ウエストビル 1F

横河システム建築 
公式HP

コア

コア

引用元: コア公式サイト
(https://www.core-system.co.jp/)

  • 特徴:システム建築を活用した「空間づくり」を得意とする千葉の建設会社、コア。倉庫・工場に特化した独自の設計・施工システム「コアシステム」を開発しています。建設のための各種申請や登記もサポートも可能。
  • 所在地:千葉県千葉市美浜区磯辺 2-6-7

コア 公式HP

大和リース

大和リース

引用元: 大和リース公式サイト
(https://www.daiwalease.co.jp/)

  • 特徴:全国48か所の拠点画を持ち、土地活用や環境緑化事業、倉庫の建築やリースなど多角的な事業を展開しているメーカー。工期が短く安価、耐久性の高いプレハブ型倉庫「ダイワスペース」を倉庫事業者向けに提供しています。
  • 所在地:大阪府大阪市中央区農人橋2-1-36 ピップビル

大和リース 公式HP

鈴与建設

鈴与建設

引用元:鈴与建設公式サイト
(https://www.suzuyo-kensetsu.co.jp/)

  • 特徴:静岡市を拠点に、全国の協力会社との連携で工場や物流倉庫の建築実績を積み上げている鈴与建設。一級建築士が在籍しており企画・コンサルティング・設計施工まで一貫してサービスを提供している総合建設会社です。
  • 所在地:静岡県静岡市清水区松原町5-17

鈴与建設 公式HP

用途別危険物倉庫
建設メーカー3

当サイトでは実績のあるメーカーをご紹介。
さらにその中で、多くの危険物倉庫建設を手掛けているメーカーに注目。
用途別にご紹介します。

特殊な要望にも対応可
オーダーメイド危険物倉庫
矢印
RiSOKO三和建設
RiSOKO 三和建設

引用元:三和建設公式サイト https://risoko.jp/performance_k/prologis_reit/

  • 設計~施工まで一貫体制
  • 土地探しから相談が可能
  • 温度湿度管理など特殊な要望にも対応

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短納期・低コスト
テント式危険物倉庫
矢印
FLEX HOUSE太陽工業
FLEX HOUSE 太陽工業

引用元:太陽工業公式サイト https://www.tentsouko.com/products/%e4%bc%b8%e7%b8%ae%e5%bc%8f%e3%83%86%e3%83%b3%e3%83%88%e5%80%89%e5%ba%ab/

  • 建設コスト削減を実現
  • 全国9拠点でアフターサービスを展開
  • 短期利用にもおすすめ

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省スぺ設計
ユニット型危険物倉庫
矢印
危険物保管庫ナガワ
危険物保管庫 ナガワ

引用元:大和リース公式サイト https://www.daiwalease.co.jp/works/prefab/861

  • 躯体価格101.2 万円~、3タイプに対応
  • 保管は第4類引火性液体が対象
  • 軽量鉄骨ユニットハウスに特化

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【選定基準】
Googleにて「危険物倉庫建設」「危険物倉庫建築」と検索示された全メーカーのうち、危険物倉庫の事例がある、且つ公式サイトで倉庫全般をメインに事業を展開しているメーカー22社をピックアップ。実績のあるメーカーとして
・三和建設:自由設計のメーカーの中で最も多く危険物倉庫の事例を掲載している
・太陽工業:テント倉庫メーカーの中で最も多く危険物倉庫の事例を掲載している
・ナガワ:ユニットハウスメーカーの中で最も多く危険物倉庫の事例の掲載をしている
を条件に3社をピックアップしています。